著名投資家のポートフォリオは?【投資信託】商品選びで最初に読みたい記事

iDeCoやつみたてNISAなどの投資信託は、少額(iDeCoは5000円)からOKで、投資のプロが運用してくれるのが魅力。今は欠かせない資産を増やす手段として使われています。

ですが、iDeCoやつみたてNISAをいざ始めよう!と思っても、商品がいろいろありすぎて悩んでしまって、なかなか始められない方が多いのでは?そこで今回は、ポートフォリオ作りに役立つ?iDeCoやつみたてNISAの商品選びについて考えたことを記事にしてみました。

最終的には自分で決断しなければならないことですが、ぜひ、参考にしてiDeCoとつみたてNISAをはじめてみてくださいね!

森くま☆
筆者は投資を始めたお陰で、お金について考えることが楽しくなりました。その結果、無駄使いがなくなり、貯蓄も増えてきていいことづくめです。

>投資信託を勉強する<

注意事項
iDeCoやつみたてNISAはとても人気のある資産形成方法と言われていますが、元本割れする可能性があります。自己責任でおこなわれてくださいね。

「生活防衛費」はどのくらい必要なのか?

最低限の生活を守るための貯蓄である「生活防衛費」については、給料の3ヶ月〜2年分なんて言われますが、こちらは多ければ多いほどあればいいと思います。しかし、貯蓄が少ない方は、生活防衛費を貯めている間は、投資ができなくなってしまいますよね。

そこで調べましたが、下記記事によると、生活防衛費は3ヶ月ぶんで良いのではないか?とのことでした。理由は最悪、投資したものをおろせばいいということです。ただ注意が必要で、iDeCoだと原則60歳まで下ろせないため、貯金が少ない方は、つみたてNISAから始めて生活防衛費を少しづつ貯めればいいのではないかと筆者は感じました。

「元本確保型商品」か「変動型の投信信託」かを選ぶなら「変動型の投資信託」!

注意事項

元本確保型はつみたてNISAにはありません。こちらはiDeCoでの話になります。

「変動型の投信信託」のメリットデメリットはシンプル。お金が増える可能性もありますが、減る可能性もあります。

減る可能性があると知ると、「元本確保」の「定期預金」や「保険商品」がいい‥と思いきや、実はこちらの方が大きなデメリットが。デメリットは下記になります。

  1. 大きなリターンが期待できない
  2. 手数料があるので資産が減る
  3. 運用益が非課税になる恩恵が得られない
  4. インフレで物価が上がったときに相対的に資産が減る

森くま☆
こちらのデメリットを見ると「元本確保型」は、長期運用ができない方におすすめかもしれたせん。




最低限「目論見書」で確認すべきこと

投資をするうえで読んでおきたいのが、目論見書というものになります。こちらには商品の紹介からメリット×デメリットが記載してあります。

しかし、文字が多すぎて、初心者には何がなんだかわからない方も多いはずです。筆者が、最低限確認することを記載しました。主に、3つになります。

  1. アクティブorパッシブか
  2. 信託報酬はどれくらいか
  3. 信託期間はどれくらいか

とくに①と②を押さえればOKだと思っています。こちらを教えてiDeCoやつみたてNISAをはじめ、徐々に目論見書に書かれていることを覚えればいいと筆者は思っています。

① ”アクティブ運用ではなくパッシブ運用で!

パッシブ運用とは?

パッシブ運用の特徴は、コストが割安で動きが受動的。投資信託の運用方法の1つになります。

国内株式を例に上げると、ベンチマークであるTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価に連動する運用が目指されます。

厳密にいうとパッシブ運用はインデックス運用ではないのですが、インデックス運用とも言われます。

▪︎↓パッシブの投資信託例

  • 「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
  • 「楽天・全米株式インデックス・ファンド」
  • 「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」
  • 「iFree S&P500インデックス」
  • 「iFree NYダウインデックス」
  • 「たわらノーロードNYダウ」

アクティブ運用とは? 

パッシブ運用では、ベンチマークであるTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価と連動する運用を目指しますが、アクティブでは上回る運用を目指します。

また、運用のプロであるファンドマネージャーがよく調査×分析、積極的に売買を多く繰り返したりするためパッシブ運用よりも手間が多いためコストが高くなります。

アクティブ運用よりパッシブ運用がいい理由

アクティブ運用はベンチマークを上回る運用狙いということで、リターンが多くなると思いきや高い手数料によってリターンを削られ、思うような収益が上げられないことも。また元から収益が上げられない場合、高いコストがさらにネックになります。

またここ数年、パッシブと比べてアクティブ運用は「過去10年以上の期間のさまざまな局面で見ても、パッシブ運用を下回っている」と報告があるようです。

森くま☆
このことからコストの高いアクティブに投資するのは‥考えられませんよね。

②信託報酬をチェック

iDeCoやつみたてNISAをやるうえで考えなければいけないものの1つがコストです。その中でも「信託報酬」という手数料に目を向ける必要があります。

こちらは何かというと、投資信託の管理×運用を委託するために発生する手数料のことです。

こちらが高いと、利益になる部分が少なくなってしまいます。長期運用では、出来るだけ安いものを選ぶのが成功のポイント!

 信託期間をチェック

「信託期間」とは、選んだ投資信託で投資ができる期間のことです。こちらが短いと、せっかく投資をしたのに、長期保有が困難になる可能性が。

有名なものを選べばたいていは大丈夫ですが、投資信託を選ぶときは「信託期間」もチェックしておきましょう。

投資信託が関わっている会社は3種類!

商品選びをする前に、iDeCoやつみたてNISAに関わっている会社の役割についてもご説明いたします。主に3つの会社が関わっています。

①販売会社

販売会社は、楽天やゆうちょ銀行を指します。こちらは投資信託を売ることで、販売手数料を徴収。販売手数料を収益源としています。(楽天、ゆうちょ銀行、マネックス証券、みずほ銀行、SBI証券など)

②運用会社

よく目にする楽天などが運用会社だと思っている方も多いですが、実は違います。運用会社は、主に世界情勢などのデータを集め、検証。投資や売却のタイミングを指示するのが仕事のようです。(野村アセットマネジメント、日興アセットマネジメントなど)

③信託銀行

投資信託で集めたお金は信託銀行で保管×管理。そして、信託銀行は、運用会社の指示を受け金融商品を売買してくれます。投資信託で集めたお金を管理してくれるところと覚えておけばOKだと思います(→SMBC信託銀行、三菱UFJ信託銀行)

3つの会社が潰れた場合のお金の行き先は?

また販売会社と運用会社が潰れても、投資信託で集めたお金は信託銀行で保管されているから大丈夫なんだそう。さらに万が一、信託銀行が潰れた場合も、投資信託で集めたお金は、信託銀行のものとして保管されるわけではなく、別に保管。なので、運用会社、販売会社、信託銀行が潰れた場合でも資産は守られているそうです。(最低10,000,000万まで)




どこの国などに投資するのがいいの?それぞれの国メリット×デメリット

アメリカの魅力×デメリット

iDeCoやつみたてNISAで大人気なのが、アメリカへの投資です。

人気の理由はアメリカは若い世代も多く経済成長が見込めながらも、常に世界の先駆けとなる動きが見られて産業活動の最先端の技術はアメリカ企業が握っているとも言われているからです。

株価が短時間で上昇するケースがあるだけでなく、過去のリーマンショック以降の回復も早く、今後もアメリカなら不景気になっても、どこの国よりも早く回復するのではないか、と思われているようです。

また何よりも株価が上昇することで、投資をすることが楽しい!!!と感じさせてくれることも魅力かもしれません。

2020年度の年代別口座開設は2030代が70万口座と突出して多かった。例えば、楽天証券では30代以下の顧客が今年3月のアメリカ株の買越額が昨年の4月に比べて約5倍になったと報告されている。日本株の買越額と比べると17倍の大きさになる。

記事「日本人はアメリカ株投資の魅力をわかってない」から引用

日本の魅力×デメリット

正直なところ日本は不人気です。

理由は政治家が老いていて古い考えだったり、何よりも出産率がかなり減少傾向が上位に上がることと感じました。

出産率が悪いということは、生産性ある若者がいないということ。これは日本の衰退を意味しているかもしれません。

しかし、考え方によっては、今はいろいろな仕事で機械化。仕事を機械によってサポートさせれば、人口減少でも国は発展するのでは?とも考えられています。

新興国の魅力×デメリット

中国や韓国などの新興国は可能性をたくさん秘めていて、魅力的。筆者が勉強した限りでは、お金に余裕がある方には、新興国に投資することで投資がますます楽しくなりそう!と感じました。

しかし、新興国は貧乏な人と高収入な方の格差などあったりと、発展途上で政情不安。先進国とは違う動きをし、プロでも値動きが読みずらく、市場が乱高下するのも珍しくないそうです。新興国に投資をする場合は、こちらの弱点を踏まえる必要があるようです。

債券の魅力×デメリット

債券も私が聞いた限りでは不人気。債券に投資するなら円(現金)で持っていた方が良いとまでいう方もいました。

しいて言えば、分散目的になるようで、株が暴落したとき価格が上がることで、資産を守ってくれる効果が期待できるそうです。

気になる!著名人のポートフォリオは?

ポートフォリオ作り悩んでいる方が多いはずです。筆者はお金の知識に無知で、投資信託を勉強したあと、本当にこれで自分が納得できるのかとポートフォリオ作りに半年以上悩みました。そこで筆者のように悩んでいる方のために、筆者が参考にした書籍や投資家のポートフォリオをまとめたのでご紹介します。

 毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資

こちらの書籍では、アメリカ一択をおすすめしています。書籍では、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」ですが、アメリカを運用したいなら、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」も高評価でおすすめ。

他にもアメリカに投資できるのは、下記になります。

  • iFree S&P500インデックス」
  • iFree NYダウインデックス」
  • 「たわらノーロードNYダウ」

33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由

こちらは、手取りサラリーマンでも不動産投資などを実践して1億円貯められた井上はじめさんの書籍です。井上はじめさんは、世界に分散投資できる投資信託をおすすめしているようです。

投資先は「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」を選んでいました。

SBI証券で「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」を見ると信託報酬は、0.55%で、内容は下記のように記載されている投資信託になります。

主として、国内、先進国、新興国の公社債および株式へ分散投資を行います。各々の動きを表す代表的な指数(インデックス)を地域別のGDP総額の比率を参考に投資比率を決定します。

こちらは日本国内だけでなく、アメリカなどの先進国や発展途上の中国などの新興国、公社債および株式へバランスよく分散投資しているようです。

選ぶ魅力はアメリカ一択よりも利益は少なくると言われていますが、バランス型で長期運用で大きな利益を得られる可能性が!

またこちらだと万が一、投資先で大人気のアメリカが衰退したとしても、他の国でカバーできる可能性がある投資信託になると感じました。

国の情勢はいつ、どう動くのかわかりませんよね。例えばアメリカだけだと、アメリカが不安定になったら最悪なケースも考えなければなりませんが、こちらのようにバランスよく分散されていれば、どこかの国が不安定になってもカバーしてくれるのが魅力です。

森くま☆
これ1本で分散投資ができて、初心者の選択技におすすめの1本だと思います。

ひろめさん

「バリュー投資家のための「米国株」データ分析」という書籍を発売している、ひろめさんは、 “資産運用の最適解は『eMAXIS Slimイーマクシス スリム米国株式(S&P500)』を積み立てることです。 ”と自信のブログで断言されています。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」はアメリカ一択の投資信託で、理由は下記になります。

  1. アメリカの市場平均株価の実質リターンが大きい
  2.  運用コストが低いインデックスファンドである
  3. 過去から見てもアメリカのリターンが大きい

などがあります。

ウォーレン・バフェット氏は日本押し?!

日本は人気ないと言われていましたが、コロナが流行る昨今、投資の神様と言われるウォーレン・バフェット氏は「コロナ禍で世界は変った」といって日本株を購入したよう。

購入したのは、日本の伊藤忠商事、丸紅、三菱商事、三井物産、住友商事の5大商社。

今までは、「日本企業の利益率が非常に低いため、投資先として適さない」と言っていたにもかかわらずです。

ウォーレン・バフェット氏が買ったのは投資信託ではなく、株ですが、こちらを参考にすると投資信託で日本に投資するのも検討するのも手はあるかもしれません。

日本の5大商社(伊藤忠商事、丸紅、三菱商事、三井物産、住友商事)の株式を5%以上取得したと発表して、話題を集めた。

記事「なぜ日本株を買った?妻に買えと言った株は?世界一の投資家バフェットが売り買いした銘柄の真相」から引用

「応援投資」という考え方も

どこに投資するかわからない方は、「応援投資を検討してみるのも良いかもしれません。

応援したい国に投資をするというシンプルな方法です。

投資された先は、ブランド力や資金調達力の向上に繋がったり、間接的にそこで勤める方々の生活を潤すことに繋がる可能性が。

森くま☆
こちらのことを考えると日本に投資という選択肢もありかもしれませんね。




商品は年齢で変更するのがおすすめ

筆者が調べた限りでは20代〜40代までは勝負の年齢。アメリカ一択でも良いのではないかと思っている方々が多かったです。

そして、40代以降は徐々にアメリカ一択ではなく、いろいろな国に分散も検討。人によっては債券や元本確保型の定期預金や保険などを入れていくのも良いかもしれません。

投資はコンコルド効果に注意

iDeCoやつみたてNISAの基本は損が出ていても継続です。理由は、長期保有で一時的な損は出ることがあると考えられているからです。

しかし、残念ながら例外もあるかもしれません。そんなときは、「コンコルド効果」に注意が必要です。

損が確定するのは嫌だ。まだまだ大丈夫だろうなどと思ってしまい、含み損を抱えたまま継続してしまうことで、含み損が膨れ上がってしまう可能性が!iDeCoやつみたてつNISAの基本は継続ですが、人によっては、清く継続中止をしなければいけないかもしれません。

投資は面白い!投資信託をはじめよう

iDeCoやつみたてNISAの結果はまだわかりません。しかし筆者は、投資をしてから、金銭感覚がよくなり、家計管理が楽しくなったのは確かです。ぜひ、皆さまにもそんな体験をしていただけたらうれしいです。

\森矢は楽天証券でiDeCo(イデコ)をやってます/
楽天証券

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