すみだ珈琲(錦糸町)は “メニュー ”と “江戸切子”が素敵なコーヒー喫茶

『すみだ珈琲』の江戸切子

いろいろな喫茶店に足を運ぶ中、喫茶店特有の個性に注目するようになりました。そこで今回は日本でずっと愛されてきた、美しい伝統「江戸切子」と自家焙煎スペシャルティーコーヒーの組み合わせが楽しめる超大人気カフェ『すみだ珈琲』さんをご紹介いたします。

『すみだ珈琲』さんの見どころの1つでもある「江戸切子」は、ガラス業を営んでいたお父様と作り出した特注品!キラキラと輝く「江戸切子」に注がれるスペシャルティーコーヒーは必見ですよ。ぜひ行ってみましょう。

森くま☆
錦糸町でくつろげる喫茶店を探している方は『北斎茶坊』もチェック必須。古民家の雰囲気にどっぷり浸りながら、美味しい甘味が味わえますよ!




超おすすめ!筆者がリピ確定の『すみだ珈琲』って?

古民家を改装した『すみだ珈琲』の店舗今回ご紹介するのは、錦糸町駅から10分ほどの良立地にある喫茶店。名前は『すみだ珈琲』さん。

『すみだ珈琲』の看板センスがズバ抜けているなぁと思ったら、店主さんは廣田英朗(ひろた ひであき)さんという方で、なんでも生活雑貨や家具、食品で大注目されている「無印良品」で働いていた方なんですって。

コーヒーについては、世田谷区の「堀口珈琲」で猛勉強。脱サラして、2010年にご縁があり墨田区の錦糸町で開業。『すみだ珈琲』さんが産まれたそうです。

古民家を改装した『すみだ珈琲』の店舗筆者が足を運んだのは、もう4回ほど。錦糸町にあるお店は、1956築の小さな靴工場を改装。外観は美しい経年劣化が感じられた、和洋があいまったモダンな作りが魅力的です。

一階がカフェ、二階はオフィスになっているようでした。



店内はこじんまりとした作りで落ち着く空間に

『すみだ珈琲』の店内外観はモダンな作りが魅力とお伝えしましたが、店内も木の味が楽しめる、洗練された作りでお客様の心を鷲掴みに。

『すみだ珈琲』の店内気になる席については、狭い店内の中、奥にカウンター席、入り口付近に数席が用意。

『すみだ珈琲』の店内筆者の今のお気に入りは、窓側の席。カフェ待ちの人がいると早く食べなきゃ!という気持ちにさせられますが、並んでいる人がいないときは、店員さんも気にせずにカフェが楽しめるのがうれしいポイントに。

外を眺めながら、ゆったりとした気持ちでカフェが楽しめるのはクセになりました。

森くま☆
人が多すぎて席を選べることはできませんが、そのうちカウンター席にも座ってみたいです。カウンター席ならハンドドリップしている姿も見られるようで、いつか座れたらなぉと思っています。



店内の見どころインテリア①「江戸切子」

「江戸切子」とは?

「江戸切子」は、江戸時代後期に、江戸大伝馬町のビードロ屋・加賀屋久兵衛が金剛砂 (こんごうしゃ) を使って、南蛮人により持込まれた海外のガラス製品に切子細工を施したのが始まり。

1つの柄を丁寧にガラスに切り込みを入れる職人技は、素人ではとうてい作れない、まるで宝石のようにキラキラと輝く「江戸切子」を産み出しました。

1985年に東京都指定伝統工芸品に指定、さらに2002年には経済産業大臣指定伝統的工芸品として認定された日本で愛され続ける伝統工芸品です。

森くま☆
「江戸切子」については、筆者は“見たことがあるなぁ”くらい。『すみだ珈琲』さんをきっかけに詳しく調べてみると、奥が深く、とても素敵な伝統工芸品だということが知れました。

実はお父様と作り出した特注品

『すみだ珈琲』の江戸切子店内が狭いことで上手く写真に撮れなかったのが残念ですが、店内の奥にあるカウンター席の後ろ横には、『すみだ珈琲』さんのスペシャルティーコーヒーを輝かせると言っても過言ではない「江戸切子」のカップがインテリア販売。

実は『すみだ珈琲』さんで販売されている「江戸切子」は特注品。本来の「江戸切子」は温度に弱いんだそう。『すみだ珈琲』さんでは、普段使いがしやすいよう、温かいものが注げるようにと墨田区でガラス業を営んでいたお父様と一緒に改良。お値段は1万越えしますが、それだけの価値があるお品物になっているんです。

耐熱ではありません。食洗機は不可のようです。

『すみだ珈琲』で楽しめる「江戸切子」の種類は11種類のどれか

すみだ珈琲で取り扱いの江戸切子は全11種類

「江戸切子」は11種類

種類は、上記の11種類で2色ずつ作っているようで、カラーを合わせると22種類になるんだとか。飲み物を提供されるときが「江戸切子」の輝きを間近で楽しめる機会。

ぜひ、手で持ったり、飲み終わったあとの輝きを楽しんでくださいね。

できあがった江戸切子のオリジナルコーヒーカップは、七宝、市松、玉つなぎなど、さまざまな伝統模様をあしらった11柄・各2色の計22種類。
引用: https://news.cafesnap.me/article/6233

森くま☆
カップは選べないようでした。

『すみだ珈琲』のれんタイプの江戸切子そして「江戸切子」のカップの横すぐに「江戸切子柄」の手ぬぐいも発見!お値段は1320円。




店内の見どころインテリア②コーヒーグッズ

『すみだ珈琲』のグッズ入り口付近の棚には、『すみだ珈琲』が発信するオリジナルブランド「THE COFFEE HOUSE」のおうち型のかわいいパッケージのコーヒー豆や英字がインパクト大のタンブラー、ソースなどのコーヒーグッズが陳列。

『すみだ珈琲』のグッズ

狭い店内×時間制限があるので、筆者はいつもよく見れていませんが、『すみだ珈琲』オリジナルのブランドコーヒーが作れるコーヒー豆や、アイスコーヒー用の「【THE COFFEE HOUSE LIQUID】すみだ珈琲 コーヒ アイスコーヒー リキッド カフェオレ 帰省土産 050c」が販売。

リキッドは細長い瓶のもの。薄めることでアイスコーヒーやホットコーヒーに使える便利アイテムで、牛乳と1:1で割るだけで簡単にアイスカフェオレになるんだとか。

『すみだ珈琲』のグッズそして見過ごしやすい上の棚のインテリアにも、注目。『すみだ珈琲』さんの店内は、隅々までおしゃれ感満載。ぜひ、見逃さないでくださいね。

『すみだ珈琲』のグッズ店内で発売それているものは「THE COFFEE HOUSE」のコーヒー豆の他に、KONOシリーズの物販も。計量スプーンや名門フィルターがありましたよ。

ちなみに右横の瓶は「THE COFFEE HOUSE」の「SUMIDA COFFEE[すみだ珈琲]THE COFFEE HOUSE COFFEE SAUCE(コーヒーソース)[お菓子づくり 料理 200ml]☆【母の日ギフト】」

こちらをバニラアイスにかけるだけで、絶品アフォガードの完成!コーヒー味のおやつを即席で使ってくれる頼もしい存在です。

『すみだ珈琲』の森のタンブラーこちらは『すみだ珈琲』さんと「森のタンブラー」とのコラボタンブラー。

持続可能な世界を目指したSDGsが流行っている昨今、タンブラーなどの“使い捨てしない容器”が注目。「森のタンブラー」はパナソニックとアサヒビールが発信する環境に優しい「高濃度セルロースファイバー成形材料」を使ったタンブラーなんですって!

「高濃度セルロースファイバー成形材料」を使っているので、甘いカラメル香りや手触りが楽しめるのも魅力。また電子レンジはNGですが、うれしいことに食洗機はOK!

森くま☆
環境に優しいだけでなく、食洗機を使えば洗うのもらくちん。家計にも優しいアイテムなのは助かりますね!

環境に優しい理由を簡単に説明すると、破棄される木を使っているから。また、パナソニック×アサヒビールの森のタンブラーシリーズには、ヒノキを使ったヒノキの香りがほんのりする「森タンHINOKI」や、アサヒビールモルトの麦芽副産物を使用した、焙煎した麦の香りがする「森タンMUGI」もラインナップ。

<「森のタンブラー」について>
・「森のタンブラー」は、“使い捨て”という消費行動自体を変革することを目標とし、“使い捨て”しない飲料容器として開発したエコカップです。
・パナソニックとアサヒビールは2019年7月から、パナソニックが開発した「高濃度セルロースファイバー成形材料」を原材料とした「森のタンブラー」のテスト販売を開始しました。本材料はナノ~マイクロに微細化されたパルプ成分を含有する新開発の樹脂です。間伐材などの木材から精製したパルプを主原料としているため、廃棄する際にも紙製品として分類することができ、プラスチックごみ削減への寄与を期待できます(※3)。
引用: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004139.000003442.html

『すみだ珈琲』掲載の書籍「ハルさんの休日」

「ハルさんの休日」に『すみだ珈琲』さんが掲載中

『すみだ珈琲』さんをもっと知りたい方は筆者が作成した記事だけでなく、「ふるカフェ系 ハルさんの休日」や「時間を旅する40軒 東京 古民家カフェ日和 」という書籍に掲載されているので読むのもおすすめです。



「すみだコーヒー」のメニュー!コーヒーもおすすめだけど、コーヒー味のスイーツも食べて欲しい♡

『すみだ珈琲』のメニューメニューは「すみだブレンド」をはじめ、コーヒーなどの飲み物だけでなく、ラテや紅茶、ジュース、トーストなどの軽食からコーヒーソフトクリームなどのスイーツも販売。

『すみだ珈琲』のメニュー 『すみだ珈琲』メニュー 『すみだ珈琲』の本日のケーキ

すみだブレンド深煎り

『すみだ珈琲』のすみだブレンド『すみだ珈琲』でコーヒーを飲むなら、中南米のグァテマラ・コロンビアがベースの「すみだブレンド深煎り」がおすすめ!

美味しさの秘訣は、KONOのドリッパーを使ってのハンドドリップはもちろんですが、各国のコーヒー豆を活かすため、ブレンドに合わせ、別々に焙煎したあとにブレンドしていることも。

味は甘さも感じられながらも、『すみだ珈琲』さんでしか味わえないコク深な苦味が味わえる仕上がりに大絶賛する方々が続出中!コーヒーが1杯飲めない筆者や、コーヒー好きの主人も飲みやすい1品でした。

柔らかな苦味の中に甘さを感じるブレンド。豆の焦げたような苦味ではなく、深いコクのある苦味が感じられます。
『すみだ珈琲』メニューから引用

注がれたのは「江戸切子」の「剣矢来」

すみだブレンド使用カップは江戸切子の剣矢来

使用カップは「剣矢来」

カップは代表的な紋様「剣矢来(けんやらい)」に注いでもらいました。

笹の葉の文様と剣が組み合わせった素敵なデザイン。また江戸切子の柄には意味があるのですが、剣矢来の意味はいまいちわかりませんでした。笹の葉文様の意味は下記になるようです。

根強く生命力に溢れ、風雪寒暖に負けないしなやかな強さを持つ笹葉をモチーフにした文様です。
引用: https://www.saihou.net/works.html

カフェラテ(hot)

『すみだ珈琲』のカフェラテ牛乳には血糖値の上昇を和らげる作用がある可能性があり、筆者は砂糖なしのカフェラテをチョイス。

『すみだ珈琲』のカフェラテラテアートはハートのよう。味は濃縮したエスプレッソと柔らかな舌触りのスチームミルクでほっと一息。甘すぎず、スイーツとも相性抜群なのがお気に入りポイント。

『すみだ珈琲』のカフェラテカップの江戸切子の柄は十草かと思いきや、縦角山でした。こちらの意味も不明。わかる方、ぜひ、教えてくださいね。

2014「すみだモダン」獲特のモカチーズケーキ

『すみだ珈琲』のモカチーズケーキ

モカチーズケーキ・お値段490円

筆者と主人のお気に入りは、定番のチーズケーキよりもほんのりとコーヒー味がする、かわいい模様突きのモカチーズケーキ。こちらは、墨田区を活性化するための活動の「すみだモダン」を受賞!お値段は490円。

「すみだモダン」とは?

2021年9月からはその名称を「すみだモダン」としてリニューアルし、「商品そのもの」だけではなく、そのバックグラウンドにある事業者の「活動」にも光を当て、産業プロモーションを推進しています。
引用:https://www.city.sumida.lg.jp/sangyo_jigyosya/sangyo/pr_brand_hyousyo/sumida-brand/brand.html

『すみだ珈琲』のモカチーズケーキ下の方にはサクッとした歯ごたえの良いクッキーは不使用。口に入れて噛むことで、とろっと溶け出す食感がたまらない!

森くま☆
模様は、湯せんで溶かした何かで、渦巻きを描き、中心に向かって線を引いたのかな?かわいいものを食べるとテンション上がりますね!

コーヒーソフトクリーム&ゼリー

コーヒーソフトクリーム&ゼリー

コーヒーソフトクリーム&ゼリー

筆者と主人のお気に入りは実はコーヒーよりも、こちらの「コーヒーソフトクリーム&ゼリー」。

森くま☆
『すみだ珈琲』さんのコーヒーソフトクリーム&ゼリーはただのソフトクリームとゼリーの組み合わせ…と思って侮ルナはNG!これだけ美味しいコーヒーゼリーは産まれて初めて!ソフトクリームの組み合わせでこんなにも美味しくなるのかと、主人と一緒に感動してしまったメニューです。

コーヒーソフトクリーム&ゼリーコーヒーソースがかけられたソフトクリームには、噛みごたえのあるナッツのようなものが散らされて、後ろにはサクサクのクッキー!これが美味しくない…なんてあるわけありませんよね。

『すみだ珈琲』のコーヒーソフトクリーム&ゼリーそしてコーヒーゼリー自体美味しいので別々もありですが、やはりおすすめの食べ方はコーヒー味の弾力のある、たっぷりのっているソフトクリームとコーヒーゼリーを絡めること。

ソフトクリームのまろやかさと、コーヒーゼリーの大人の味が混ざることで食べ応えはばっちり。まさに至福の時間が楽しめる1品だと思います。

森くま☆
最近、コーヒーゼリーがあると食べたくなってしまいますが、筆者たちの味覚では、『すみだ珈琲』さんがトップクラス。やはりコーヒー味のソフトクリームがのってるのがポイント高いです!!!

注意事項は午後は“待つ覚悟”で行くべし

午前はすっと入れましたが、午後に行くと最高40分くらいは待った経験が。午後に行く方は本など気晴らしになるものは必須かもしれません。また、寒い季節は寒さ対策をお忘れなく。



2店舗目は「錦糸町PARCO」これからも発展×進化する『すみだ珈琲』さんはチェック必須!!


2010年に墨田区の錦糸町から産まれたこじんまりとした小さなお店から、2019年には「錦糸町PARCO」で2店舗が誕生。今ではコーヒーを通して、環境に優しいプロダクト開発もしている『すみだ珈琲』さんはチェック必須です。ぜひ、行ってみてくださいね。

『すみだ珈琲』アクセス

公式HP: http://sumidacoffee.jp
場所:〒130-0012 東京都墨田区太平4-7-11
(JR錦糸町駅より徒歩10分)
営業時間:11:00 〜19:00
定休日: 水曜、第2と第4火曜
電話: 03-5637-7783
駐車場:なし
フリーWiFi:なし

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